レギオンズ 三弾環境ツクヨミ軸黒緑 解説

チャンピオンシップも終わったので3弾環境のツクヨミ軸の解説を書こうと思います。まずはデッキレシピです

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見づらければ公式にも同じ構築が上がっていますのでそちらも確認してみてください。

戦績は少しずつ構築は変わっていますが、魔杖戦ベスト8、優勝、ベスト4、チャンピオンシップ準優勝と安定して勝率が出せています。

この構築はアグレッシブな現代レギオンズの流れに逆らう対応・コントロールの山になります。

覚醒前は防御力の高いミニオンでライフを守り、覚醒後は対面のタイムライン・スタンバイを破壊して速度を落とさせ展開を取り返します。返せない状況を作りツクヨミで締めるといったわかりやすく耐えて返す構築です。

理想の動き方
1.2.3とコスト通りに配置
4 ミヤビ
5 ケイト+呪言
6 ナイトメア+流転アンロック
7 ツクヨミ

対面の速度によって多少は変わりますが基本的にこう動けるように手札交換をしていきます。
アグロ対面は耐える、返すで問題ないのですが、ミラーなどの中速対面では圧力をかけて7コストロードを相手から先に着地させ、それをツクヨミで返していくといったプランになりますので頭に入れておいてください。

では各採用カードの説明に入ります。
説明の中で赤白、青黒、赤黒などの6コストロードがフィニッシャーの山をアグロ、黒緑、白黒などの7コスト以降のロードがフィニッシャーの山を中速と表現しています。

 

ロード

ツクヨミ
この山のコンセプトかつフィニッシャーです。バフによるバリュー勝負、中央レーンを使った連パンで盤面の処理、流転や移動攻撃を絡めたロングショットができます。
現環境でこのカードが優れている点は他の7コストロードと違ってほとんど構築を歪めないところです。例えばイスカンダルやオリヴィエは自分の強い動きをするためにスペルを積む必要が出てきます。
その枠はツクヨミ軸だと不要なのでアグロに対抗できる生き物の枚数を確保することができます。7コストロードを軸に山を考える際はどれだけ構築を歪める必要があるのかも考えてみるといいと思います。
アグロ対面では二枚目以降は流してしまっていいですが中速対面では二枚目、三枚目は持っておきましょう。7コストロードのメンコバトルが始まります。

クラミツハ

ツクヨミが引けてない際の攻撃札、構築初期段階では4枚目のツクヨミという扱いでしたが相手の6コストロードを緊急で返す、中速以降では7コスト目に配置させると先に相手の7コストロードの着地を誘えたり、タイミングによってはタイムラインを完全に破壊できて試合を終わらせられたりと仕事が結構あります。
他の理想ムーブに必要なカードがなければ流してしまって問題ありませんが、黒緑、白緑、黒白対面はキープです。

ケイト
強いので三枚確定です。ケイトがないと小型ロードが返せないなんとこともあるのでそれをケアしたいとかがあれば先にナイトメアから入りましょう。ミラーではケイトでもメンコバトルが発生します、二枚目を流さないようにして下さい。

クドリャフカ
メタ枠。仮想敵はミモザマルドゥクですが、赤緑のエキドナからシュートされる生き物や黒緑が処理できない再生ミニオンクドリャフカ呪言で返すプランがあったり、タイムライン1をパンクさせてリソース破壊できたり何かと便利。
青黒と赤緑に対しては引きにいきます、その他の対面ではケイトの四枚目といった感じです。

 

アーツ

戒めの呪言
1コストで相手のリソースを破壊できます。ケイト呪言で相手が想定していたムーブが成立しなくなります、マウントを取りに行きましょう。
白緑対面は二枚目以降もキープ。

 

ミニオン

ナイトメア
とりあえず付いてて嬉しい領域移動無効、二度目の着地が狙えるWT2、コンセプトに合う移動攻撃とタイムライン遅延持ち、完璧です。
タイムライン遅延では単純に強いカードより次のターンの動きに影響を与えられるところを選択していきましょう、スタンバイにあるミニオンやWT2にいる新緑などです。

リコッテ
元は二枚でしたがクドリャフカに持っていかれました、長年の信頼があるのでとりあえず入れてましたが一枚だけいれてる意味も薄いのナイトメアに変えて問題ないです、一応アグロに対して横並べができる点が差別化ポイント。

ミヤビ
勝因兼敗因、着地できれば勝率が上がります、逆にミヤビを立てられるとどうやっても返せないので敗北が大きく近づきます、なので黒が入ってる対面は中速以降でも全部先手を取りに行きます。
めちゃくちゃ強いですがどちらかというと相手に立つことが怖い部類なので採用は二枚です。後手だと着地のタイミングはないので即交換で問題ありません。

ヤタガラス
新緑と合わせて防御力の演出とWTを上げる効果で生き物の着地回数が増やせます、移動攻撃があるのでツクヨミから打点が増やせます。
基本的に3コストの理想ですが対面がアグロで新緑を流せてない場合はフィオーネの優先順位が上がるので手札交換の際の基準にしてください。

フィオーネ
効果で盤面を処理しながら自身のボディで攻撃を受けれるため二倍の防御力があります。耐えて返すコンセプトなのでライフを守れるフィオーネは優秀。

オコン
ダメージを取る仕事と盤面を処理する仕事の二つができます。覚醒ターン以降はケイト呪言やツクヨミ流転が理想ムーブになるので無理なくタイムラインからの踏み倒しができます。

セシル
二倍の防御力があります。

新緑の精霊
性能がすごい。

サクラ
1コストでアドが取れてすごい、現環境は1/1と2/1が多いので低いステータスが気になりません。
一回やられてスタンバイに戻ってきたサクラは新緑がタイムラインに流せている際は何も考えずに場に配置しないようにしてください。4ターン以降はミヤビ、ケイト、ナイトメアと動くことを想定すると緑のミニオンを配置できないので新緑の踏み倒すタイミングがなくなる可能性があります。
1打点得しましょう。

カスミ
二倍の防御力があります。

 

スペル

万物流転
ほとんどツクヨミのショット用で使います、あとはツクヨミ持ってないときにワンチャン引きにいくくらいです。
アグロ対面の相手の際にチキってとりあえず怖いからライフ回復しとくくらいの感じで使わないよう気を付けてください。ツクヨミのショットを失って無駄に1ターン怖い思いをしながら相手ターンを過ごす羽目になります。
あと、気持ち手札交換で流さないほうがいいことが多い気がします。二枚しか枠がとれていないのでもう一枚が引けません。

 

各対面で意識すること

青黒 ミヤビが嫌なので先手。
普通のアグロはこちらのコンセプトが通るのですが1ターンで大きい打点を取れる再生青黒が不利対面、クドリャフカを都合よく用意して下振れを祈ります。
除外対象は2打点出せるプルモーの突撃兵です。後はスタンバイに近い強いの抜いてください。

赤緑 先手後手はどっちでも大丈夫ですが6コストロードの返しにツクヨミを配置できる後手がいいかも
こっちのタイムラインに触る手段がないので新緑オコンを優先的に配置するとお得です。エキドナから配置してくるキリンやリノセロンテをクドリャフカ呪言で抜いてコンセプトを否定しにいきます。
またナイトメアを立てるとエキドナからの展開で激痛を与えることができます。
除外対象は新緑と中~大型ミニオンです。

黒緑 ミヤビが嫌なので先手
ツクヨミからロードに7打点出せる準備をしていきます、ナイトメア+ミヤビ、カスミ、オコンとかがよくあるパターンです。これは他の中速対面にも使うので意識して用意してください。
ツクヨミでメンコバトルを挑みますが、タイムライン除外が成功してツクヨミが返せない状況が作れたならさっさと立ててマウントを取りに行きましょう。
もう余裕で返せるしツクヨミを複数枚抱えたからほぼ勝ちだなあってだらだらやっているとヒミコ軸で間に合わなくなるなんてこともあるので再生ミニオンとかが見えたら想定してください(1敗)
除外対象は新緑オコンとツクヨミから投げられる中型ミニオンです。

赤白 アグロを想定して先手
剣術を除外しながらナイトメアを着地させてパーシヴァルをケアします。
アグロ対面だととりあえずスタンバイに近い打点を除外したくなりますが赤白はタイムラインを回転させる力があるのでちょっと遠めの剣術を選択したほうがいいことがあります。
除外対象は剣術とスタンバイに近い打点。

白緑 カンショウバクヤの行動回数を減らすため後手
除外がぶっ刺さります、除外札を投げれば投げるだけ有利になっていくのでケイト呪言を引いただけ投げつけます。
基本的にはカンショウバクヤ最優先で援軍の到着や大号令から投げる生き物、スペルの順で除外です。

白黒 ミヤビが嫌なので先手
魔術スペルを除外してオリヴィエのパフォーマンスを下げておけば大体有利に試合が展開できると思います。ハイデルガルドがケイトを使わないと返せないのでケイトの着地は1ターン待つのもありです。

赤黒 ギョクトが嫌なので先手
後手はちょっときついです、バーンが多いのでダメージをカットしにくいです。
ツクヨミ着地まで気合で耐えましょう。
ギョクト優先であとは打点が出るものを除外していきます。

青白
青白とろくに対面したことがないので申し訳ないのですが書けることがありません。

 

薄っぺらい内容ですが抑えておくのはこのくらいです。

今やっている感じだと青黒以外には五分以上あると思います。

コントロールの山なので難しい印象を与えますが、ゲームの性質上上から引いたカードで戦うしかなくほかの山に比べて選択肢が多いわけでもありません。
アグロと違い、点が取れないとまずいみたいなことがなく序盤は耐えてればいいだけなのでプレイの要求値もドローの要求値も低いです。ここが黒緑の一番のおすすめポイントだったりします。
安定した勝率を求めている方やオルトロスフォーマットの2山目の選択肢にぜひこの構築をお試しください。